「たんぽぽ号」製作記 
1.製作意図
 
 配給電車が好きと言うと“ゲテモノ好き”となるのでしょうか。 最初に出会ったのは東芝の工場(東芝府中工場)でした。 当時,環境測定機器のメンテナンスで事業所内に入る事が出来ました。 工場内には新型のEH形の電機が製造されていて仕事そっちのけで見入ってしまいました。 環境測定装置のある実験室まではご担当の方の監視付き案内で入室致しました。 ところが,帰りは地図を渡されお帰り下さいと言われ構内を散策出来ました。 構内には廃車の車輌が留置されていましたが今となっては詳細に思い出せません。 しかし,ジャンパーがだらりとおろされ無惨な姿の短い車輌の印象は忘れられません。 これが「たんぽぽ号」だと気づくには時間を要しませんでした。 現在では携帯にカメラ機能があるので内緒で撮影出来たと思います。 これが「たんぽぽ号」との出会いです。
 その後,KSモデルから車体キットが販売されたので日光モデルさんに頼んで手に入れる事が出来ました。 キットを手に入れると,それだけで,もう進まなくなる訳です。 KSモデルの「たんぽぽ号」も同様な事と成りました。 製作のきっかけは今,手をつけておかねば永遠に完成しないとハタっと!気づいたからです。 年を取るとそう言う事ってありますヨ・・・分かってもらえれば幸いです。 模型専用の戸棚を明けたらピノチオ模型のクモニ132輛あったのでクモニ13007+クモニ13011として仕立てようかと思いはふくらみます。
 
     
◆車体キット
 
 
    KSモデル製・ボディキット。
 
     
◆加工
主な加工箇所は次の通りです。 さらに気が付いた箇所があったら,追加する予定です。
@その1
正面の「テールライト脇にネジ」を表現します。
ネジの表現。
0.4φ洋白線をライト脇へ埋め込みました。 線材の径よりも出っぱり具合が印象に影響を与えます。
Aその2
低屋根部の加工;
「パンタ鍵外し装置」はでんてつ工房からパーツが出ているようですが,エンドウ模型のパンタ台とのスケールが異なっていると思い自作致しました。 たぶんオーバースケールです。
Bその3
床下機器のうちいくつかを自作しようと思います。 残念ながら101系用の床下機器で満足な製品がないのが現状です。 特に非冷房車用となれば「ホビーモデル」製のみと成ります。 「エンドウ」の153系用主抵抗器は使えそうです。
・コンプレツサーの自作とその周辺の作り込み。
・遮断機などの自作。
Cその4
台車の枕バネは「スパイクモデル」に交換し奥行き表現。
手摺り,足かけ(ステップ)をすべて自作します。 
◆参考資料
製作には以下の資料を参考にしました。
資料No. 西暦 通巻 趣味誌名 内容 筆者,編者[敬称略] ページ
1. 1988 6 54 Rail Magagine チョロ1Q1 NEKO PUBLISHING P.35
2. 1987 7 国鉄車両形式集・5 直流系電車 通勤編(モハ100-800) 山と渓谷社 広田尚敬 P.16
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